八戸

八戸宮沢賢治

さやかなる夏の衣してひとびとは汽車を待てども疾みはてしわれはさびしく琥珀もて客を待つめり

この駅はきりぎしにして玻璃の窓海景を盛り幾条の遙けき青や岬にはあがる白波

南なるかの野の町に歌ひめとなるならはしのかゞやける唇や頬われとても昨日はありにき

かのひとにな...

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梅《うめ》の木《き》のはちの巣《す》

 まだ、ほおがいくらかはれていました。そのうちに、勇《いさむ》ちゃんは梅《うめ》の木《き》のはちの巣《す》を見《み》つけました。「あ、はちが巣《す》をかけているよ。」といって、勇《いさむ》ちゃんは梅《うめ》の木《き》見《み》あげながら小《ちい》さな太《ふと》い指《ゆび》でさしました。 光子《みつ...

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光子《みつこ》さんはわびました

 光子《みつこ》さんは、わるかったと思《おも》いました。「勇《いさむ》ちゃん、かんにんしてね。」といって、光子《みつこ》さんはわびました。 自分《じぶん》がじゅず玉《だま》を取《と》ってくれとたのまなければ、勇《いさむ》ちゃんは、はちになんかさされなくてもすんだのだと思《おも》ったからです。勇《...

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