勇《いさむ》ちゃん

 勇《いさむ》ちゃんは、お家《うち》の内《なか》をのぞいていました。光子《みつこ》さんは、タマが出《で》てこなければいいと思《おも》いました。出《で》てきたら、また勇《いさむ》ちゃんがだいたり尾《お》をひっぱったり、いやだといって逃《に》げるのをむりにおさえて、外《そと》へつれていってしまうだろうと...

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梅《うめ》の木《き》の下《した》

 いつか、勇《いさむ》ちゃんが水《みず》たまりへ水《みず》を飲《の》みにおりてきたはちを、持《も》っていた棒《ぼう》でたたきおとして殺《ころ》したことがあったのです。 いずれにしても、一|匹《ぴき》のはちはなにかの不幸《ふこう》に出《で》あって、もうかえってこないもののように思《おも》われました。...

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光子《みつこ》さんはしんぱいになりました

 しかし、それはほんとうにすこしずつしか大《おお》きくならなかったのです。二|匹《ひき》のはちが小《ちい》さな口《くち》にくわえてきた材料《ざいりょう》を、自分《じぶん》の口《くち》から出《で》るつばでかためていくのでありましたから、なかなかたいへんなことです。けれど、はちは、たゆまずうまずに、朝《...

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